PCの不定期なフリーズ、起動しない問題が解決した1つの原因
投稿日:2021年2月9日 更新日:
5, 6年以上使っているデスクトップPCが少し前から不調でした。使っている途中でフリーズしたり、起動しても立ち上がらなかったり、ということが不定期に起こっていました。ただ、何度か起動させようとすると普通に動き、問題なく稼働することもあり、なんだかんだ1年ぐらいこの症状が起こりながらもこのPCを使っていました。最近になってようやくこの問題の原因が分かり、解決したので軽くメモ程度に残しておきます。
症状
以下の症状が不定期に発生していました。
- 使用中にフリーズ、またはブルースクリーン
- 起動ボタンを押して電源は付きファンも回るが、BIOSが立ち上がらない(OSが起動する前の最初のメーカー名すら表示されず、画面出力もずっとなし)、HDDランプも付かず
効果のなかったこと
- HDD、メモリの診断 → 異常検出されず
- グラボの取り外し → 症状改善せず
- ファン周りのホコリの掃除、CPU温度の確認 → 症状改善せず、温度もそれほど高くならず
- メモリの刺し直し、交換 → 症状改善せず
- windowsアップデート → 症状改善せず
- システムファイルの修復[1] → 症状改善されず
他に考えられた対策としては、電源、マザボの交換か、OSの再インストールあたりかなと思っていました。
解決策 (2020.03.13追記あり)
実際に効果があったのはコイン型のリチウム電池(CMOS電池)の交換[2]です。 長年交換していなかったため、切れかかっていたようです。 電池の電圧が不安定なため、症状が出たり出なかったりしていたと思われます。 電池に負荷をかけたときと開放状態とでは電圧が変わるため、テスターでは判断できない可能性があります。電池容量が減ってくるとBIOSによって通知してくれる機能があるようですが、タイミングによっては通知されないこともあるようです。
今回交換した電池の型番はCR2032でした。多くのデスクトップPCはこの型番の電池みたいです。電池交換のついでにCMOSクリア(コンセントを抜いて5分以上放置)もしておきました。
不具合の単純な原因として、電池の交換以外にもメモリの接触不良というのもあるそうです。スロットにホコリが入り込むことで発生します。 メモリの刺し直しにより少しフリーズ頻度が減ったような気がしたので、電池交換でも駄目ならスロット内部の掃除もやろうと考えていました。
2020.03.13 追記
上記の処置を施してからしばらく経つと、フリーズが再発してしまいました。 そこでメモリを引き抜いて、金属端子部分を無水エタノールで拭いてから再度差し込んで稼働させたところ、そこから1年間フリーズなく現在も稼働しております。
最後に
5年以上使っているPCが不調となったときに、その原因が特定できない場合、CMOS電池を交換してみること メモリの電極部分の洗浄をオススメします。これでPCの不調が治りました。とは言ってもだいぶ昔のPCで、性能に不満も出てきているので新調しようかなとも考えております。。